すごい映画を観た(スペイン「マジカル・ガール」)

恐ろしい映画を観た。

物語はいきなり長山洋子のデビュー曲「春はSA-RA SA-RA」で始まる。

これは日本のアニメ「魔法少女ユキコ」の主題歌という設定。

白血病で余命幾ばくも無い少女アリシアはこのアニメの大ファンで

夢はユキコのコスプレで歌うこと。

しかしユキコの衣装はなんと90万円(!!)

失業中の父ルイスにはとても出せない金額だ。

それで彼が思いついたのがゆきずりで関係を持ってしまった女、

バルバラへの恐喝。

バルバラは金策のため秘密クラブでの売春に踏み出す。

ここからすべての運命が狂っていく…

巡る因果は糸車。

一体何が悪かったのか、物語は考えるいとまを与えることもなく

出し惜しみもせずかといって過剰に語りもせず

さくさくと進んでいく。

そしてやってくる悲劇というにはあまりにもな事態。

エンドロールに美輪明宏の「黒蜥蜴の唄」が流れる。

(しかし一体どんだけ日本好きなんだ)

この後味は、ちょっと他じゃ味わえませんぜ。