「このステージを狙っていた」と言っていた通り勝ったマシューズと、思わぬ形でマイヨ・ジョーヌは再びフルームへ[Le Tour de France tape 14]

まずは昨日のステージのハイライト動画を貼っておきます。

サン・ジロンからフォワまでの101kmという、TTを除けば一番短いステージながら途中1級山岳を3つ越えて最後は下ってゴールというステージでしたが、コンタドールのアタックからレースが大きく動きました。最終的には彼とそれに反応したランダ、遅れて追走して追いついたキンターナと、一旦はコンタドールから遅れたもののキンターナと共に追いついたバルギルという4人が逃げてそれをフルームやアルーを含む総合上位陣が追いかけるという展開でした。

前の4人はこのまま残り1kmを通過して彼らでのゴール勝負となりましたが、コンタドールの残り500mからのスパートは早いかなと思ったんですが、ゴール手前のヘアピンカーブのライン取り次第では勝機があるとも考えてたんですが、アウトから仕掛けたバルギルがスピードに乗ってコンタドールをまくって先頭でゴールしました。この日は7月14日ということで、2005年のダヴィ・モンクティエ以来12年ぶりにフランス人選手がステージを取ったということで、フランスが大いに沸いたのは言うまでもありません。レ・キップ紙に至っては15ページ使って昨日のステージについて記事を掲載していたとのことですし。

総合上位陣は同タイムでゴールに先頭の4人がタイム差を縮めた以外は上位4人に変動はありませんでした。

では本題です。7月15日、ツール・ド・フランス第14ステージはブラニャックからロデーズまでの181.5kmで行われました。

ピレネーを後にして一路北東から終盤は北へと進路を進める今日のステージはロデーズに向かって徐々に細かくかつ起伏にとんだところをこなしながら上っていくステージです。

かつ、ゴール手前が570mで平均9.6%の上りを上るということで、キッテルやグライペルのようなパワー系のスプリンターには厳しいと思われ、逆にジルベールのようなアルデンヌ・クラシックなどを得意とする選手や、残っていたらマシューズやデゲンコルプのような短い上りをこなせるスプリンターはチャンスがあると思われました。

ただし、コースの特性上逃げ切りが狙えるステージとも考えられるので、逃げに乗りたい選手は手ぐすね引いているであろうとも予想されていました。

メモ

13:00 プレスタート パレードランが始まった

13:22 0km地点 旗が振られてレーススタート

ファーストアタックはディレクト・エネルジのヴォクレール

これにロット・ソウダルのデ・ゲント、ロットNL・ユンボのローゼン、フォルトゥネオ・オスカロのブエが反応して逃げ始めた

メイン集団は……これでふたをしている

前の方をアスタナ、SKY、BMCサンウェブが固めている

どうやらこれで逃げが成立したようだ

13:28 残り178km 先頭の4人とメイン集団との差は1分21秒

メイン集団からカチューシャ・アルペチンのホレンシュタインが飛び出した

メイン集団から他にこれに反応する選手はしない

アスタナはSKYのアシストたちがいったん止まっていることもあってペースが緩んでいることも併せてこれを追いかける動きはしない

13:38 残り170km 先頭の4人とメイン集団との差は2分42秒

メイン集団の先頭はBMCとサンウェブが積極的にコントロールしている

この2チームに加えてバーレーンメリダも1人選手を出して引きに加わっている

13:44 残り165.5km 先頭とメイン集団との差は2分20秒

先頭の4人にホレンシュタインが追いついた 先頭は5人になった

13:51 残り160km 先頭の5人とメイン集団との差は2分26秒

14:06 残り150km 先頭の5人とメイン集団との差は2分19秒

14:19 残り140km 先頭の5人とメイン集団との差は2分16秒

14:33 残り130km 先頭の5人とメイン集団との差は1分53秒

14:39 55.5km地点 中間スプリントポイント

残り200mからアタックしたデ・ゲントがそのままトップで通過

反応して追いすがったブエは並ぶことが出来ず2位通過

以下ヴォクレール、ホレンシュタイン、ローゼンの順で通過

14:41 メイン集団の中間スプリント争い

サバティーニのアシストから発射したキッテルがマシューズを振り切り集団の頭を取って6位通過

マシューズは7位通過 そのサバティーニはゴール前でもう一あがきをして8位通過してポイントを消す動きをした

グライペルは9位通過

14:48 残り120km 先頭の5人とメイン集団との差は2分13秒

メイン集団の先頭は再びサンウェブとBMCがコントロールしている

15:01 残り110km 先頭の5人とメイン集団との差は2分6秒

15:18 残り99km 先頭の5人とメイン集団との差は2分8秒

15:34 残り90km 先頭の5人とメイン集団との差は1分39秒

15:42 先頭の5人が補給ポイントを通過

15:50 残り80km 先頭の5人とメイン集団との差は2分5秒

15:56 残り75km 先頭の5人とメイン集団との差は2分39秒

トレック・セガフレードのフェリーネがリタイヤしたとの情報が入った

16:06 残り70km 先頭の5人とメイン集団との差は1分36秒

16:13 残り65km 先頭の5人とメイン集団との差は1分44秒

16:21 残り60km 先頭の5人とメイン集団との差は1分49秒

16:29 残り54km 先頭の5人とメイン集団との差は1分40秒

先頭集団の中にいたローゼンがメカトラブルで一旦ストップ

マシンを交換して再スタートするが、果たして復帰することが出来るか?

16:30 残り52.8km 先頭とメイン集団との差は1分40秒

先頭は3級山岳のCte du viaduc du Viaurの上りに入った

登坂距離2.3km 平均勾配7%

16:32 メイン集団がCte du viaduc du Viaurの上りに入った

16:34 残り51km 先頭とメイン集団との差は2分

メカトラブルで遅れていたローゼンがメイン集団に復帰した

16:35 131km地点 3級山岳ポイント Cte du viaduc du Viaur

デ・ゲントがトップで通過

ヴォクレールが2位通過

16:38 メイン集団がCte du viaduc du Viaurのポイントを通過

先頭との差は2分3秒

16:42 残り46km 先頭の5人とメイン集団との差は1分46秒

メイン集団の先頭を引くサンウェブがペースを上げた

どうやらコース上を横風がやや強めに吹いているようだ

このペースアップによってマイヨ・ヴェールを着るキッテルが千切れている!!

残り距離もまだあるだけに誰か降りてこないと、下手をするとタイムアウトになる危険がある

16:47 残り42km 先頭の5人とメイン集団との差は1分30秒 キッテル達のグループとの差は2分2秒

キッテルにアシストが1人、サバティーニが下りてきた

他にも数人遅れた選手が彼の回りにいる

16:51 残り38.3km 先頭とメイン集団との差は1分27秒

先頭は2つ目の山岳ポイントとなる3級山岳のCte de Centrsの上りに入った

登坂距離2.3km 平均勾配7.7%

先頭の5人からブエが遅れ始めた

さらにホレンシュタインも厳しそうだ 徐々に差が開いてきている

16:52 一旦は千切れていたキッテルがメイン集団の後方に戻った

16:53 メイン集団がCte de Centrsの上り口に入った

先頭を引くサンウェブはテン・ダムが一番前でペースを上げる

一旦は追いついたキッテルはメイン集団から遅れ始める

彼にはアシストでサバティーニがついている

16:55 残り37km 先頭とメイン集団との差は1分33秒

先頭からローゼンが遅れ始めている

先頭はデ・ゲントとヴォクレールの2人だけになった

16:56 先頭から遅れたブエがメイン集団に吸収された

キッテルのサバティーニにグルーネヴェーゲンが遅れてきて合流した

16:57 145km地点 3級山岳ポイントCte de Centrs

頂上手前でやや駆け上がったように見えるが、大勢に大きな変化はなくデ・ゲント、ヴォクレールの順で通過

16:59 メイン集団がCte de Centrsのポイントを通過

先頭との差は1分51秒

17:01 キッテル達のグループがCte de Centrsのポイントを通過

遅れた集団がそれなりの人数いるので、タイムアウトの危険性はだいぶ減ったか?

17:03 残り32km 先頭とメイン集団との差は1分40秒

先頭はデ・ゲント1人になっている

どうやらアタックしてヴォクレールを振り切ったようだ

先頭から遅れたホレンシュタイン、ローゼンがメイン集団に吸収された

17:05 残り31km 先頭のデ・ゲントとヴォクレールとの差は30秒 メイン集団との差は1分32秒 キッテル達のグループとの差は4分11秒

17:08 残り28km 先頭のデ・ゲントとメイン集団との差は1分28秒

先頭から遅れたヴォクレールがメイン集団に吸収された

17:13 残り25km 先頭のデ・ゲントとメイン集団との差は1分9秒

17:14 メイン集団が残り25kmを通過

メイン集団の後方に下がっていたバルギルはチームカーまで下がってボトルを受け取っていた

17:17 残り20km 先頭のデ・ゲントとメイン集団との差は1分

17:18 メイン集団が残り20kmを通過

17:24 残り15km 先頭のデ・ゲントとメイン集団との差は28秒

17:25 ここまでメイン集団の先頭で仕事をしていたサンウェブのテン・ダムが役目を終えて下がっていった

17:27 残り13.5km 先頭のデ・ゲントとメイン集団との差は15秒

メイン集団は先頭のデ・ゲントを視界にとらえることが出来ている

17:28 残り12.6km 先頭のデ・ゲントがメイン集団に吸収された

その少し前にカチューシャ・アルペチンのマルティンがアタックして飛び出した!

17:30 残り12km マルティンのアタックは吸収されたが、そのカウンターでカチューシャ・アルペチンのラメルティンクがアタック

その動きにBMCのカルーゾが反応してついていく

さらにサンウェブのアルントが追いかける

17:31 残り11km 先頭の2人にアルントと、さらにフォルトゥネオ・オスカロのペリションが追いついた

残り10.7km 先頭からペリションがアタック

それに対してカルーゾがすぐに反応する

17:33 先頭の4人が残り10kmを通過

メイン集団の先頭をSKYがコントロールし始めた

両者の差は15秒

今日の敢闘賞はデ・ゲントと発表された

17:36 残り8km 先頭の4人とメイン集団との差は8秒

先頭からペリションが再びアタック

すぐに反応してチェックに行くのはここもカルーゾ

17:38 残り5.3km 先頭から再びラメルティンクがアタック

彼を除く3人はメイン集団に吸収された

17:40 残り4km 先頭のラメルティンクがメイン集団に吸収された

メイン集団の先頭にクイックステップ・フロアーズが出てきた

2番手にシュティバールがいる

17:41 集団が残り3kmを通過

17:42 残り2km 集団の先頭を引くのはバウアー 2番目にシュティバール

ファン・アフェルマートは5番手あたり その後ろにマシューズがつけている

17:43 集団が残り1kmを通過

残り500m ここでナーセンが飛び出した

これに反応したのジルベール

3番手にファン・アフェルマー

デゲンコルプが4番手に上がってきた

彼と並ぶようにしてマシューズがつけている

17:44 残り400m 先頭のジルベールが出てきた

ナーセンは後退していく

あれっ!?アルーはどこにいる??

残り250m 後方からボアッソン・ハーゲンが上がってきている

残り200m ラインを左に変えたマシューズがここでスパート

同時にファン・アフェルマートもスパート

ジルベールは失速していく

残り100m 最終コーナーの手前でマシューズがファン・アフェルマートの前に出た

そのまま最終コーナーを左に曲がっていく

残り50m 先頭のマシューズが一度後ろを振り返った

早くも勝利を確信して上体を起こす!!

そして両手を挙げて先頭でゴール!!

第14ステージ、勝ったのはマイケル・マシューズ!!

自身今大会初のステージ優勝!!

レース前に「このステージを狙っていた」と公言していたマシューズがその通り勝ってみせた!!

チームにとっては昨日に続いての連勝!!

マイヨ・ジョーヌを着ているアルーは残り150mあたり

そして、フルームはすでに7位でゴールしている!!

集団はばらけているのでタイム差がつく!!

アルーは25秒遅れでゴール!!

結果、総合は再びフルームがマイヨ・ジョーヌに袖を通した!!

アルーは19秒差の2位にダウン

バルデは23秒遅れの3位

ウランは29秒遅れの4位

1分17秒遅れの5位にランダという上位トップ5となった